検耳鏡があれば、耳道内の状態を可視化し、治療の必要性や緊急性を正確に評価することができます。
鼓膜の状態を確認せずに薬液を投与すれば、治療どころか合併症を招きかねません。検耳鏡は診断だけでなく、治療の安全性確保にも直結しているのです。
検耳鏡は高頻度で使用されます。しかし、シンプルな構造ゆえに、「使えるから問題無し」と見做されることがほとんどです。しかし、経年により各部/外装の劣化や、光源・電源の劣化による光量の減少等により、知らぬ間に検耳鏡本来の性能を損なった状態に陥っている場合があります。
そのためにも、
①検耳鏡本体の電球交換
②電源ハンドルの充電池交換
③LED電球交換可能タイプならLEDへ交換
を定期的に実行・確認していただくことをお勧めします。
また、従来品とは全く違うタイプの新製品の検耳鏡に触れていただくこともお勧めいたします。(所謂、新製品のデモ依頼)新製品は、従来品に比べて、倍率が高く、視野角が大きくなっており、従来品とは違った像を見ることができます。また、明るさも一段と明るくなっております。